てくてくブログ

2023.01.19

Auberge“eaufeu”(オーベルジュ オーフ)」に行ってきました!

こんにちは。今日のポムポムプリンは、昨年7月にオープンした小松市観音下(かながそ)町の

「オーベルジュ オーフ」に来ています。

『オーベルジュ』というのは「シェフがその土地の食材を使って腕を振るう、

宿泊施設を備えたレストラン」のことです。

雪景色に包まれた、幻想的な雰囲気!

現代アートが飾られたステキな空間と窓の外は自然がいっぱい♪

階段まわりもステキ……ん? なんだか懐かしい感じもするような??

外観や階段を見て気づいた方もいるでしょうか。

実は、このオーベルジュは、もともと小学校だった建物。

1972年に設立され、たくさんの子どもたちを見送ってきましたが、近隣の小学校との合併により2018年に閉校しました。

外観は開校当時の姿をほぼそのまま残しています
もともと教室だったジュニアスイート。
窓枠や黒板まわりなどに教室だったころの名残を発見できます。

『eaufeu』という名前は、フランス語ですべての素材における原点とも言える水(eau)と、

エネルギーを生み出す火(feu)の造語。

「地域のシンボルとも言える水に、外からの火を灯すことで、新たな価値とイノベーションを

巻き起こしていきたい」そんな物語と想いをこめて名付けられたそうです。

シェフの糸井章太さんと2ショット♪

糸井さんは、日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で、史上最年少の

当時26歳でグランプリを受賞した経歴を持つシェフ!

今若手で最も期待される気鋭の料理人です。

豊かな自然と独自の文化が色濃い観音下だからこそ、受けられる刺激があるのだといいます。

「レストランだけでなく、カフェを併設することで地元の方にも来ていただきやすく、

身近に感じてもらえると考えています。人口は少なくとも、その分人と人との距離が近い

この場所だからこそできることをスタッフと模索しながら挑戦できるのは貴重な体験です」

と糸井さんは話してくれました。

清涼感のある香りと絶妙な食感がたまらないプリン。

カフェの自家製レモネード(770円)には、スタッフが山で採ってきた山椒が使われ、

オーフプリンは同じく山で採れた黒文字で香り付け。

館内のアロマにも黒文字が使われているんですよ。

新作のサンドウィッチにも使用されているベーコンは、オーベルジュの隣の田んぼで

育てられている小松生まれの「蛍米」のワラを使って燻製。

新作の燻製ベーコンとドフィノワの暖かいサンドウィッチ(900円)には、
「蛍米」のワラで燻したベーコンとフランスの家庭料理

「ドフィノワ(じゃがいものグラタン)」がサンドされています。

甘さを控えめにして棒茶のコクと香りを引き立てている
加賀棒茶のチョコレートテリーヌ(500円)
 

こだわりのコーヒーをはじめ、丸八製茶場の加賀棒茶を使ったほうじ茶ラテ、

自家製のシロップを使用したドリンクなど、ドリンクメニューも充実しています。

コーヒーには、金沢市の『townsfolk coffee』 の浅煎りのコーヒー豆を使用。

とっても居心地のいいカフェスペース。
壁の印象的なアートは、パリを拠点に活躍する現代芸術家

小川貴一郎氏がこの地で描いたもの。
夕方の風景。オーベルジュにコンバージョンしたことでスタイリッシュになりつつも、
どこからか下校のチャイムが聞こえてきそう。

レストランやカフェで地元の素材を使うだけでなく、今後は地域の人々を巻き込んだ

イベントの開催を計画しているそう。これからの展開がますます楽しみですね!

ポムポム

思わず時間を忘れていまいそうな、素敵な空間♪

Auberge“eaufeu”(オーベルジュ オーフ)
小松市観音下町口48
TEL:0761-41-7080
HP: https://eaufeu.jp/
Instagram @eaufeu_official