てくてくブログ

2022.05.30

3年ぶりの開催に小松市中が沸いた! お旅まつり

こんにちは♪

江戸時代から続く小松市の伝統と誇り「お旅まつり」に行ってきました。

お旅まつりは、毎年5月の第2金曜から日曜の3日間にわたって行なわれる『橋(うはし)神社』と『本折日吉神社』の春季祭礼。

豪華絢爛な曳山の上で演じられる子供歌舞伎が有名です。

昨年、一昨年はコロナ禍の影響で規模を縮小していましたが、今年は5月13~15日の3日間、以前のような華やかさで開催。

まつりの中日、14日は「曳山曳揃え」と「第10回みよっさ口上大会」が行われて、大勢の人で賑わっていました。

お天気の関係で、口上大会は『こまつ芸術劇場うらら』でスタート
(花道広場よろっさで開催予定でした)
お父さんと一緒に参加した未来の『若衆』。
元気いっぱいに、大好きなまちのこと、好きな勉強のことを話していたよ
こまつ歌舞伎未来塾の子どもたちの口上は、歌舞伎のお稽古のPR。
ポムポムプリンも習いたくなっちゃうくらい上手!

口上は、歌舞伎などの興行物で、出演者や代表者が舞台の上からするあいさつのことで、子供歌舞伎の最初にも述べらます。

「とざい、とーざーい」で始まるって言うと、ピンと来る人もいるのでは?

小松市では2012年からお旅まつりに合わせて口上大会を開催。まちの人々が「小松愛」や「お旅まつりへの思い」などを披露する場として大いに盛り上がっています。

司会の葛西聖司さんも、お旅まつりと口上大会に欠かせない大切な方

観覧のみなさんも、笑ったり感心したり、すごく楽しそうに見入っていました

口上大会の後は、曳山曳揃えの会場である花道広場よろっさへ。

広場を囲むように5基の曳山が揃った姿は圧巻です。

漆塗りと金箔がふんだんに使われている豪華なつくりは共通していますが、町ごとに特徴があり、中には200年以上前に作られた曳山もあるのだとか!

近くで見ると大迫力!!

たくさんの人が集まってきました

現存する8基の曳山は小松市指定文化財(建造物)に指定されているほか、「お旅まつりの曳山行事」は石川県無形民俗文化財に、小松市は「平安の世の歴史物語が息づく歌舞伎のまち・小松」としていしかわ歴史遺産に認定されています。

お旅まつりと曳山は、まさに小松の人々の魂のルーツといえるほど、大切に守り伝えられているのです。

待っている間にこまつ姫御前のお姉さん、お友だちのカブッキーと写真をパチリ♪

もうすぐ始まるよ~

子供歌舞伎がスタート! 雰囲気たっぷりです

子供歌舞伎の上演は、曳山を持っている8町から毎年2町が当番で持ち回ります。

今年の当番町のひとつは八日市町。

演目は『絵本太功記 十段目 尼崎閑居の場』です。

最年少の演者は小学3年生。こちらもプロの役者と見紛うほどのクオリティ

もうひとつの当番町は寺町。こちらは映画化もされている『男の花道』。

大団円を迎えるラストは、会場中の拍手が鳴り止まないほどの大盛りあがり!

舞台を降りれば、現代の女の子。ポムポムプリンも記念写真に混ぜてもらいました♪

夜になってからはそれぞれ2度目の公演が行われます。

この頃になると曳山に明かりが灯されて周囲は幻想的な雰囲気に。

夜の公演はYou Tubeでライブ配信もされて、世界中の人に子供歌舞伎が届けられたそう。

提灯に灯りが入ると漆や金箔にキラキラと反射して荘厳さもアップ。

祭の日以外は『こまつ曳山交流館みよっさ』に2基の曳山が展示されています。

小松駅からも近いので、ぜひ足を運んでみてください。

この日はスタッフの中野さんに案内してもらいました。なるほど~なお話がいっぱい
こうやって眺めているだけで、お旅まつりの賑わいを思い出すなぁ~

ポムポム

来年の開催も楽しみ!

こまつ曳山交流館みよっさ
小松市八日市町72-3
TEL:0761-23-3413
営:10:00〜17:00
休:12〜3月:毎週水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日〜1月1日)
料:無料(体験は一部有料)
P:有(専用駐車場4台、おもいやり駐車場4台)
HP:https://komatsu-ccf.com/culture/miyossa/